【チーム名(未定)】高級不動産のデザイン見本(架空のお店です)

日没後の低い住宅。深い庇の下の窓に灯りが入り、手前の水盤に映っている

家は、 夕方に選ぶ。

薄明は、日没前後の四十分にだけ邸宅をご案内する不動産会社です。

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杉板の軒裏と左官壁の角。低い日差しで、垂木の細い影が壁に並んでいる

薄明について昼の光は、どの家も等しく美しく見せます。夕方の光は、そうはいきません。庇の深さ、窓の高さ、壁の厚み。設計の良し悪しが、日没前後の四十分に全部出てしまう。だから私たちは、この時間にしかご案内しません。

日没の前後にだけ、
ご案内する不動産会社

薄明は、高級住宅の売買を仲介する不動産会社です。同時にお預かりするのは数邸まで。一邸ごとに、その家がいちばん正直に見える時刻を調べてから、お客様をお連れします。

ご案内の日の流れ

同じ家の、 四つの時刻。

黒松の家
十月のある一日

  1. 昼下がりの同じ家。深い庇が日差しを窓の手前で切っている

    庇が、日差しをどこで切るか。

    夏なら窓の手前、冬なら床の奥まで。庇の深さが、この時間の影の位置に出ます。

  2. 西日が低くなった同じ家。庭の松の影が左官壁を這っている

    壁の影が、どこまで伸びるか。

    西日が低くなると、庭の松の影が壁を這います。隣の家の影が落ちるかどうかも、ここで分かります。

  3. 日没の同じ家。室内の灯りと空の明るさが同じくらいになっている

    内と外の明るさが、釣り合う。

    室内の灯りと空の明るさが同じになる数分間。ガラスが消えて、庭が部屋の続きになります。

  4. 日没後の同じ家。窓の灯りが水盤に映っている

    灯りだけで、家が立つか。

    日が落ちたあとに残るのは、設計された灯りだけです。水盤に映る窓の列まで確かめていただきます。

16:40光が床を進む

庇の深さは、四十分で分かる。

太陽が低くなるにつれ、光は庇の下をくぐって部屋の奥へ入っていきます。図面を何枚見ても分からないことが、ここでは座っているだけで分かります。

ご案内の前に、日の入りの方角と庇の寸法から、光がどこまで届くかを図に起こしてお渡しします。

海を見下ろす岬に建つ、水平に長い住宅。夕日の中で室内に灯りが入り始めている

いま、 ご案内できる 三邸

01岬の上、海を見下ろす敷地

汐見の家

日の沈む方角に、海と水平線しかない敷地です。沈みきる瞬間まで、窓辺に日が届きます。

敷地
1,860㎡
延床
412㎡
価格
9億8,000万円
霧のかかる杉林の中の石積みの住宅。大きな窓の灯りが濡れた石の小道に伸びている

02杉林の奥、標高九百メートル

杉木立の家

日が落ちるのが、街より一時間早い森です。灯りを入れる時間が、どの家よりも先に来ます。

敷地
3,200㎡
延床
386㎡
価格
7億4,000万円
高層階の居間。和紙の灯りが一つ灯り、大きな窓の向こうに街の灯りと湾が広がる

03湾に面した高層住宅、三十八階

月舟の間

日が沈んだあとの二十分が、いちばん美しい部屋です。街の灯りが、窓の下から順に増えていきます。

専有
268㎡
天井高
3.2m
価格
11億2,000万円
夕暮れの庭の飛び石。奥の焼杉の塀の入口だけが灯っている

ご案内

その日の時刻表は、 太陽が決めます。

  1. 日没の
    一時間前

    お迎え

    最寄りの駅か、ご自宅まで車でお迎えにあがります。

  2. 五十分前

    門をくぐる

    昼の光が残るうちに、外から家の輪郭を見ていただきます。

  3. 二十分前

    窓辺に座る

    光が床を進むのを、椅子に座って眺めます。説明はしません。

  4. 日没

    灯りを落とす

    担当者は外へ出ます。暮れていく部屋で、お一人で過ごしてください。

  5. 二十分後

    灯りを入れる

    庭に出て、家に灯りが入るところを外から見ます。

  6. 翌朝

    もう一度

    ご希望があれば、朝の光の中でも同じ家をご案内します。

ご相談 000-0000-0000受付 10:00〜18:00

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薄明 株式会社
東京都架空区夕凪町 0-0-0
お問い合わせ
000-0000-0000

このページは、架空の高級不動産会社で作った見本です

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店名、住所、電話番号、料金はすべて架空です。絵と写真は AI で作ったイメージです。